広告

×
目次

FL Studio 21 大型アップデートで追加された新機能をまとめて解説!【PR】

【PR】
Author: sleepfreaks

FL Studioがより使いやすいDAWに大きく進化!! 

先日、大型アップデートが行われた「FL Studio 21」
ビートメイクに役立つ機能や、ワークフローの効率化を支援する機能が数多く追加されています。
ここでは特に重要と感じた新機能・変更点をまとめて解説いたします。

FL Studio 21 新機能の解説動画

  1. 1オーディオクリップのフェード処理に対応
  2. 2外観のカスタマイズに対応
  3. 3「探しやすさ」が向上したBrowser
  4. 4新たに追加された即戦力プラグイン
  5. 5その他ワークフローに関わる新機能

オーディオクリップのフェード処理に対応

当バージョンからオーディオファイルのフェード/ゲイン調整が柔軟になっています。

旧バージョンにもオーディオクリップに対しての「フェード処理」や「ボリューム調整」を行うことが可能でした。
FL Studio21では、この操作がより簡易的かつ直感的に行えます。

FL21 Feed

オーディオファイルの右上/左上に配置されているボタンを左右に動かすことで、ゲインのフェードイン/フェードアウトを適用できます。

FL21 gain

また、オーディオファイルの下に配置されているボタンからはゲイン(ボリューム)調整が行えます。

当操作は特定のクリップのみ適用されます。
ループ内で使用されているクリップの一部に対してのみ編集が行えるため便利です。

外観のカスタマイズに対応

外観に関しても大きな変更点が加えられており、ソフト全体のカラー/デザインが変更できるようになっています。

FL 21 Theme2

このように様々なカラーテーマが用意されており、クリックするだけで全体の色彩が変化します。
選択したテーマから、色味や明るさなどを細かくカスタマイズでき、ご自身だけのオリジナルセッティングを楽しむことも可能です。

このような見た目の変更はモチベーションの維持にも繋がります。
クリエイターに寄り添った素晴らしい変更点と感じました!

「探しやすさ」が向上したBrowser

ブラウザにも機能が追加されています。
ビートメイクのワークフローに重要な「サンプル選択」がとても行いやすくなっています。

タグ・お気に入り機能の追加

FL 21 TAG

ブラウザ下部に表示されている「TAG」をクリックすると、使用されているタグが一覧表示されます。

FL21 Tag2

そして、特定のタグを選択することで、それに関連付けられたファイルのみを表示できます。

FL21 Tag3

このタグはユーザー自身でも作成することができます。
目的のサンプルを選択し、右クリックメニューから「Add Tag」を選択します。
ここでタグ名を入力すると、上記のタグ一覧に、新たなタグが追加されます。

また、任意のファイルをお気に入り登録して一括表示できる「Favorite機能」も追加されています。

 FL21 Fav

ブラウザのファイルにカーソルを合わせると、名前の右側に「☆アイコン」が表示されます。

FL21 Fav2

これをクリックしFavoriteに登録しておくと、ブラウザ上部にある「STARREDタブ」からすぐにアクセスすることが可能になります。

これらを活用することで、目的のサンプルへ素早くアクセスできるようになります。
是非活用してみてください。

サンプルプレビューの機能が向上

ブラウザのアップデートとして「プレビュー機能」が改善されています。

FL21 Preview

従来では表示されなかった波形が表示され、任意の位置で右クリックすると、その位置からサンプルを再生できます。

これらを活用することで、今まで検索に費やしていた労力や時間を楽曲に費やすことができます。
この点は特に有意義でありがたいと感じました。

新たに追加された即戦力のプラグイン

今回のアップデートでは

  1. 1高度なアルゴリズム リバーブプラグイン「LuxeVerb」 ※All Plugins Edition
  2. 21970年代のアナログPhaserをモデリングした「Vintage Phaser」
  3. 3サウンドデザインに特化したディレイプラグイン 「Multiband Delay」
  4. アルペジエーターとステップシーケンサーが融合した「VFX Sequencer」

これらプラグインが追加されています。
ここではリバーブプラグイン「LuxeVerb」を取り上げます。

LuxeVerbはアルゴリズムタイプのリバーブプラグインとなっており、

Luxeverb2

響きの長さ【Decay】、部屋の広さ【Size】、リバーブの発生に遅延を与えて自然な響きを得る【Pre Delay】など。
リバーブ定番の項目でパラメーターが構成されています。

その他には明るさを調節できる【Brightness】や独自のクセを付与する【Character】、さらにはフリーズ機能まで備わっているため、とても幅広い音作りが可能ですね。

Luxeverb3

「Feedback」セクションでは、Reverbとは別の反響を追加する機能が用意されており、【Gain】でFeedback自体の音量調整を行い、Delayでリバーブサウンドの遅延をコントロールします。

【High Cut】と【Low Cut】で周波数帯域の追い込みや、【Pitch Shift】からFeedbackのピッチを上下1オクターブの範囲で調節できます。

これらを使用することで、「Shimmerリバーブ」と呼ばれる、高音域成分の強い幻想的な響きを作り出すこともできるなど、守備範囲がとても広い製品です。

Luxeverb

下部のEnvelopeセクションはとてもユニークで、リバーブサウンド(WET)を元サウンド(DRY)の入力信号で音量調節することが可能です。

Luxeverb5

スペクトラム上の青線が入力のエンベロープ、オレンジの線がスレッショルド(しきい値)、黄色または赤線がリバーブのエンベロープ(ボリュームカーブ)です。

THRESHOLDで値を決め、SCALEでドライの入力がTHRESHOLD値を超えた時にリバーブがどう作用するか?を決めます。

Luxeverb6

ボーカルで使用する場合を例にします。
THRESHOLD値を低めに設定、SCALEも基準より少し低めに設定しました。

ボーカルが大きくなる部分でリバーブボリュームが下がり、ボーカルの音量が下がる部分でリバーブボリュームが上がります。
これでボーカルとリバーブが同時に大きく響くことを回避し、ボーカルトラック明瞭に聴かせることができます。


本来であればミキサーのセンドを使用し、さらに複数のプラグインを併用する必要がありますが、これがLuxeVerb1つで実現します。
近年のダンスミュージックなどで定番のサウンドや手法を簡単に作り出すことができますので、ぜひ楽曲へ取り入れてみてください。

その他細かな新機能

ミキサー関連のアップデート

FL21 Mixer

ミキサー上の全チャンネルを全選択できるようになりました。

  • Windows:【Control+A】
  • Mac:【⌘+A】


同様に複数選択したチャンネルをまとめてレンダリング (アレンジメントへ書き出し) 可能です。

オートメーション関連のアップデート

特定のプラグインで使用しているオートメーションを他トラックのプラグインにも適用することができるようになりました。

FL21 Automation

適用したいオートメーションをダブルクリックで開きます。
そして、下部にある【+】ボタンをクリックします。

待機状態となるため、同時にコントロールしたいパラメーターをクリックします。

FL21 Automation2

このように【Target links】の一覧へパラメーターが追加されます。

FL21 Automation3

この設定を解除したい場合は【×】をクリックするだけです。
特にオートメーションを多様するEDM等で心強い機能ですね。

プロジェクト保存方法のアップデート

プロジェクトに含まれるオーディオファイルをまとめて保存したいという場面も多々あります。
この場合、プロジェクトをzipファイルに保存する必要がありましたが、

FL21 Projects Save

当バージョンからプロジェクト保存時に【Copy used samples to the project folder】へチェックを入れることで、使用中のオーディオファイルを含めて保存できるように進化しています。

Patcherに格納するPatcherize

チャンネルラックにもアップデートが加わっており、インストゥルメントを後からPatcherに格納できるようになりました。

FL21 Patcherize

Instrumentの右クリックメニューから「Patcherize」を選択します。
これで開いているプラグインの設定をそのままにPatcherへ格納できます。

そのPatcherをプリセットとして保存しておくと、楽曲間を問わずいつでも呼び出すことができるため便利です。

アレンジメントビューのアップデート

 FL21 +

アレンジメントビューの左上に用意された【+】ボタンでトラックが追加できるようになりました。
プラグインを選択するとInstrumentトラックを作成でき、「+」を右クリックするとオーディオトラックが追加できます。 

素早くトラックを作成できるため非常に便利ですね!



以上がFL Studio 21の新機能解説となります。

FL Studioの魅力はなんと言ってもジャンルの専門性にあります。
特にHIP-HOPやEDMなど、ループ中心かつ、オーディオサンプルを多用して制作するワークフローは、他社製品と比較しても頭1つ抜けています。
そして、今回のアップデートでその強みに磨きがかかっています。

また、FL Studioが掲げている「Lifetime Free Update」によって、一度製品を購入すると生涯無償で製品のアップデートが行えます。
これはコスト面でも大きな魅力と言えるでしょう。

製品はトライアルバージョンも用意されており、無料でFL Studioを試すことができます。
FLの実力が気になるという方にはぜひお試しいただきたく思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

記事の担当 松下 真也/Shinya Matsushita

18歳から独学で作曲/DTMを学び始め、洋楽やK-POPなどのダンスミュージックに強く影響を受ける。
これをきっかけとして、音楽文化の急成長が見込める韓国へ留学。

韓国から帰国後、2年の独学期間を経て日本の音楽事務所に所属。音楽プロデューサーを担当し、多数の経験と実績を積む。

2021年に大手音楽事務所へ移籍。Dance Pop/Trap/UK Drillなどグローバルトレンドを網羅したサウンドを武器として多数のアーティストへ楽曲提供を果たす。

その後に独立を果たし、株式会社Bill's Houseを設立。
ボーカルレコーディングスタジオを経営しながら、ビートメイク/レコーディング/ミックスなど音楽活動を精力的に行なっている。

講師のプロフィールを読む



DTM解説情報をつぶやくTwitterのフォローもお願いいたします。