Cubaseでサイドチェインを使用することで、キックドラムの音が入るタイミングに合わせてベースやシンセサイザーの音量を自動的に下げ、クラブミュージックの定番である「ウネウネ」としたサウンドを実現できます。Cubase 10以降では「Side-Chain入力を追加」ボタンで簡単に設定でき、Cubase 9.5以前ではコンプレッサーのサイドチェイン機能を使用して設定します。スレッショルド、レシオ、リリース値を調整することで、波の動きを細かくコントロールでき、自由な組み合わせで独自のサウンド表現が可能になります。
Cubase クラブサウンドの定番テクニック「サイドチェイン」
いきなりですが、
このサウンドを聴いてみてください。
ウネウネしたサウンド。
一度は聴いたことがあると思います。
このサウンドはサイドチェインというテクニックを使用して作られています。
クラブ系の音楽では定番となっている手法で、
「キック」が入るタイミングで「ベース」や「シンセサイザー」の音量が下がるように設定されています
今回はこの「サイドチェイン」の設定方法をご紹介していきます。
YouTube動画への質問と回答の抜粋
リバーブやディレイにサイドチェーンをかけたいのですが、調べてもやり方がよくわかりませんでした。なにかわかりやすい説明をききたいです。お願いします!
この方法でリバーブを適用し、リバーブ/ディレイエフェクト後のスロットにコンプレッサーを適用して、動画のようにサイドチェインを適用してください。 これでリバーブやディレイ成分のみにサイドチェインがで適用されます。
複数のオーディオトラックやインストゥルメントトラックに、まとめてサイドチェインをかけるにはどうしたらいいですか? FXチャンネルなどを使ってみても上手くかからなくて…
Cubaseの場合はグループチャンネルで1トラックにまとめたものにサイドチェインを適用すると良いです。 https://sleepfreaks-dtm.com/for-advance-cubase/lesson6-5/
Cubase 10以降のサイドチェイン設定方法
サイドチェインを有効化するボタンの隣にある「▼」ボタンを押し、表示されたポップアップで、「Side-Chain入力を追加」ボタンをクリックします。
すると、候補のトラックが表示されますので、任意のトラックを選択します。
あとは、センドレベルやPre/Postフェーダーなどを設定すればOKです。非常に手早いですね。
Cubase 9.5以前のサイドチェイン設定方法
「キック」が入っている時に合わせて
「ベース」「シンセサイザー」の音量を下げるという設定を行います。
これには音量調整のプラグイン
「コンプレッサー」を使用します。
↑ 「キック」と連動させたいトラックに「コンプレッサー」を適用します。
ここでは「ベーストラック」へ適用します。
↑ ベースのコンプレッサー画面です。
赤囲み部分を点灯させ、「サイドチェイン」をオンにします。
↑ 「キックトラック」のセンドを開くと、
上記コンプレッサーが表示されているので選択します。
↑ センド量を「0」にします。
これで設定は完了です。
キックに合わせて「ベーストラック」の音量が変化します。
↑ 「ベーストラック」の「コンプレッサー」画面です。
「スレッショルド」「レシオ」「リリース」などで
波の具合を調整することができます。
この段階の音を確認してみましょう。
「サイドチェイン前」
「サイドチェイン後」
上記と同じ要領で「シンセサイザートラック」にも
「コンプレッサー」+「サイドチェイン」をかけます。
↑ トラックへコンプレッサーを立ち上げ
↑ 「サイドチェイン」をオンに。
↑ 「キックトラック」のセンドを設定。
ウネウネしたサウンドの完成です。
「全体のサウンド」
今回は「キック」「ベース」「シンセサイザー」を使いましたが、
その組み合わせは自由です。
色々と実験して面白いサウンドを作ってみてくだい。
よくある質問
Q1. Cubaseでサイドチェインとは何ですか?
サイドチェインは、あるトラック(キック)の音量変化を検知して、別のトラック(ベースやシンセ)の音量を自動的に下げるテクニックです。クラブミュージックで特徴的なウネウネしたサウンドを作るのに使われます。
Q2. Cubase 10とそれ以前のバージョンで設定方法は異なりますか?
はい、異なります。Cubase 10以降は「Side-Chain入力を追加」ボタンで簡単に設定できますが、9.5以前ではコンプレッサーを各トラックに適用し、キックのセンドを設定して実現します。
Q3. サイドチェインで使用する「スレッショルド」「レシオ」「リリース」はどのような役割ですか?
これらはコンプレッサーのパラメータで、波の動きを調整します。スレッショルドで反応開始点、レシオで圧縮量、リリースで元の音量に戻る速さを制御し、サウンドの質感を変えられます。
Q4. キック以外のトラックでもサイドチェインは使用できますか?
はい、自由に組み合わせできます。ハイハットやスネアなど、任意のトラックをサイドチェイン元にして、多様な音響効果を実験的に作ることができます。
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