第3回目 テーマを表現する その2 〜物語をつくる〜 作詞のメソッド
こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「やっちん」です。
当カテゴリーでは作詞のメソッドというテーマに沿って、私が実際に行なっている作詞方法のノウハウを皆様にお伝えしていきます。
今回はテーマから物語をつくるということを目標に行なっていきます。
物語を作るにあたりポイントがいくつかありますので、一つずつ解説しながら進めていきます。
当コンテンツで学べる項目
- 定めたテーマで物語を作る方法
作詞メソッド③ 「物語」でテーマを表現してみよう! 動画解説
- 1第1回 テーマを決める
- 2第2回 テーマを表現する その1 〜キーワード(事象)を羅列する〜
- 3第3回 テーマの表現する その2 〜物語をつくる〜
- 4第4回 文章に起こす その1
- 5第5回 文章に起こす その2
- 6第6回 文章を歌詞にする その1
- 7第7回 文章を歌詞にする その2
登場人物を決める
今回も「愛」をテーマに進めていきます。
まずは登場人物を考えてみましょう。
恋仲になる「ユウサク」「ヨウコ」の二人、そして物語のカギを握る人物がいても面白いかもしれません。
というわけで三人目の「トシヤ」も追加してみました。
続いて登場人物の相関関係を決めていきます。
今回は上画像のような関係性にしてみました。
「こういう妄想、ワクワクする!」という方は作詞に向いているかもしれませんね!
物語のゴールを考える
続いてのポイントは「物語のゴールを決める」という点です。
恋が実るのか、実らないのか、はたまたそのままの関係で終わるのか…、いろんなパターンが考えられますね。
ここでは「ユウサクとヨウコのお互いの想いが実り、結婚して幸せになる」というゴールを設定しました。
そして最後にあらすじを決めていきましょう。
いつどこで出会い、どんな風にデートをして、色んなすれ違いがあって…。
はたまたトシヤの想いが判明することでユウサクの中に葛藤が生まれるなんてこともあるかもしれません。
そんな諸々を経てユウサクとヨウコが無事に結婚しハッピーエンド、こんな流れがシンプルかつ王道かもしれませんね。
イマジネーションを膨らませて、これらを肉付けしていくことで物語は一層厚みと魅力を増していきます。
ぜひ色々な物語を考えてみていただければと思います!
今回はここまでとなります。
次回は前回のキーワードの羅列、そして今回考えた物語を文章にしていく方法についてお伝えしていきます。
お楽しみに!
DTM解説情報をつぶやくTwitterのフォローもお願いいたします。
講師:やっちん XFLAG SOUND CREATOR
profile : 1984年 東京生まれ
日本工学院八王子専門学校で作詞、作曲、DAWに音楽制作を師事。
卒業後、ボーカルレコーディング、声優のレコーディングエンジニア等を数多く担当する一方、個人ではボーカルギターとしてバンド活動を行う。
現在はモンストサウンドGのリーダーとして、モンスターストライクに関わるコンテンツのサウンドを牽引している。
<主な担当作品>
XFLAG ストア内BGM Vo・作詞
モンスト海の家内BGM 数十曲に上る楽曲のディレクター