第2回目 テーマを表現する その1 〜キーワード(事象)を羅列する〜 作詞のメソッド
こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「やっちん」です。
当カテゴリーでは作詞のメソッドというテーマに沿って、私が実際に行なっている作詞方法のノウハウを皆様にお伝えしていきます。
今回はテーマに沿ったキーワード(事象)を羅列するということを行なっていきます。
当コンテンツで学べる項目
- テーマに沿ったキーワードのアプローチ
第2回目 テーマを表現する その1 〜キーワード(事象)を羅列する〜 動画解説
- 1第1回 テーマを決める
- 2第2回 テーマを表現する その1 〜キーワード(事象)を羅列する〜
- 3第3回 テーマの表現する その2 〜物語をつくる〜
- 4第4回 文章に起こす その1
- 5第5回 文章に起こす その2
- 6第6回 文章を歌詞にする その1
- 7第7回 文章を歌詞にする その2
「事象を羅列する」とは
「事象を羅列する」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、「テーマに関連するキーワードをたくさん考えてみる」といった風に捉えていただくと解りやすいかと思います。
今回はテーマを「愛」と定め考えていきます。
ここでポイントとなるのは「テーマを定めた時の感情を思い出す」という点です。
これにより関連ワードを出しやすくなります。
「恋人を想った時の感情」でキーワードを考えてみる
まず「恋人を想った時の感情」の場合で考えてみましょう。
類義語にあたる言葉、逆に対義語にあたる言葉を考えます。
続いてそのテーマにたどり着くまでの過程、そしてその後どうなるのかという結果を考えてみましょう。
熟語やことわざなどを出してみるのもいいかもしれませんね。
挙げたキーワードから連想されるものや、関連キーワードを出すこともできます。
この一連の流れでポイントとなるのはテーマを中心に周りにワードを置いていくという点です。
「テーマは何か」をブレないようにするために非常に重要になります。
「親から子供への愛情」でキーワードを考えてみる
続いて同じ「愛」というテーマで、今度は「親から子供への愛情」という視点で考えてみます。
上図のようなキーワードが出てきました。
一つ目で連想したキーワードと全く違いますね。
同じテーマでも、最初にご説明した「テーマを定めた時の感情を思い出す」ことによって連想されるキーワードが異なってきます。
今回はここまでとなります。
次回は定めたテーマに沿った物語を作る方法についてお伝えしていきます。
お楽しみに!
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講師:やっちん XFLAG SOUND CREATOR
profile : 1984年 東京生まれ
日本工学院八王子専門学校で作詞、作曲、DAWに音楽制作を師事。
卒業後、ボーカルレコーディング、声優のレコーディングエンジニア等を数多く担当する一方、個人ではボーカルギターとしてバンド活動を行う。
現在はモンストサウンドGのリーダーとして、モンスターストライクに関わるコンテンツのサウンドを牽引している。
<主な担当作品>
XFLAG ストア内BGM Vo・作詞
モンスト海の家内BGM 数十曲に上る楽曲のディレクター