第7回 西ヨーロッパ 〜スペイン〜 古今東西スケール解説

Author: sleepfreaks

スペイン 西ヨーロッパ

こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「たくみん」です。
当カテゴリーでは「古今東西 スケール解説」というテーマに沿って、様々な音楽を表現するためのスケールを解説していきます。

今回は情熱・パッションが感じられる「西ヨーロッパ 〜スペイン〜」をテーマに取り上げています。

当コンテンツで学べる項目
  • スペイン風のスケールを理解する
  • スペイン風で使用される楽器と奏法

           

古今東西スケール 〜スペイン〜編〜
動画解説

動画関連資料のダウンロードはコチラから。

  1. 1第1回 スケールとは
  2. 2第2回 日本・琉球
  3. 3第3回 東アジア 〜中国〜
  4. 4第4回 中央・西アジア 〜エジプト〜
  5. 5第5回 北ヨーロッパ 〜スコットランド・アイルランド〜
  6. 6第6回 北アメリカ 〜アメリカ・メキシコ〜
  7. 7第7回 西ヨーロッパ 〜スペイン〜
  8. 8第8回 東南アジア 〜インドネシア〜

スペイン風スケールのポイント

まずはスケールのサウンドを確認してみましょう。

スペイン風スケール

いかがでしょうか?
以前に解説を行った「ナチュラルマイナースケール」の印象に近いですね。

Dフラット

スケールのポイントは、第2音に♭が付くことです。
この第2音によって異国情緒感が漂ってきます。

3th

また、第3音はフラットとナチュラルが混在しているということも特徴です。
これにより「明るい/暗い」とも受け取れる絶妙な感情が湧いてきます。

スペイン風楽曲のポイント

それでは、このスケールを使用する上でのポイントをお伝えしていきます。

駆け上がり/駆け下がりを多用する

スペイン風サウンドを語る上で欠かすことができないのが、「アコースティックギター」です。
ギターのメロディーに駆け上がり、駆け下がりを取り入れたものがこちらです。

Guitar

いかがでしょうか?いつものカエルの歌が情熱的に変化しています。
駆け上がり/駆け下がりの部分で、よりスペイン感が出ていますね。

リズムは6連を取り入れる

スペイン音楽のギター奏法に「ラスゲアード奏法」というものがあります。
これは激しく弦を掻き鳴らしてリズムを作り出す奏法です。

ラスゲアード奏法

楽曲のキメなどへ6連リズムでラスゲアード奏法を取り入れるとても雰囲気が出ます。
カエルの歌の伴奏にも取り入れてみました。

ラスゲアード

カエルの情熱が更に増していますね。

お勧めのフラメンコカスタネットを取り入れる

上記のギターに加え、もう1つオススメしたい楽器が「フラメンコカスタネット」です。

フラメンコカスタネット

音高差のあるものを両手で交互に鳴らして、独特の抑揚を作り出します。
これらを取り入れて完成したスペイン風カエルの歌を聴いてみましょう。


いかがでしょうか?
これらポイントを抑えるだけで、とても良い雰囲気を出すことができますね!
是非、楽曲へ取り入れてみてください。

次回は最終回として「東南アジア 〜インドネシア〜」のスケールを解説していきます。
お楽しみにお待ちください!




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講師:たくみん
XFLAG SOUND CREATOR

たくみん

profile:1981年 札幌生まれ。
教育大学音楽科に入学し、卓越した音楽理論の知識を身につける。
卒業後、ゲームサウンドクリエイターとして、100本以上のゲームを担当した。
制作したBGMは1000曲を数え、幅広いジャンルへ対応する確かな実力を持つ。

得意な楽器はピアノ・三味線・ベース。
XFLAGのゲームサウンドチームを牽引している。

<主な担当作品>
ファイトリーグ(iOS/Android)
イベントにおけるサウンド 他