第5回目 北ヨーロッパ 〜スコットランド・アイルランド〜 古今東西スケール解説

Author: sleepfreaks

こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「たくみん」です。
当カテゴリーでは「古今東西 スケール解説」というテーマに沿って、様々な音楽を表現するためのスケールを解説していきます。

今回は「北ヨーロッパ 〜スコットランド・アイルランド〜」をテーマに取り上げています。

当コンテンツで学べる項目
  • スコットランド・アイルランド風のスケール・和声・コードを理解する
  • 「バグパイプ」の理解を深める

           

古今東西スケール解説
動画解説

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  1. 1第1回 スケールとは
  2. 2第2回 日本・琉球
  3. 3第3回 東アジア 〜中国〜
  4. 4第4回 中央・西アジア 〜エジプト〜
  5. 5第5回 北ヨーロッパ 〜スコットランド・アイルランド〜
  6. 6第6回 北アメリカ 〜アメリカ・メキシコ〜
  7. 7第7回 西ヨーロッパ 〜スペイン〜
  8. 8第8回 東南アジア 〜インドネシア〜

スコットランド風のスケールについて

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スコットランド風楽曲において欠かせないのが「バグパイプ」という楽器です。
楽器の詳しい解説は後ほど行いますが、今回はピアノ音源ではなくこのバグパイプの音源も使っていきながら解説を進めていきます。

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今回もまずはスコットランド風スケールを聴いてみましょう。

早速バグパイプを使ってみました。
途中までメジャースケールかな?と思いきや、第7音の「B」が半音下がっていることに気づきましたでしょうか?
この「Bb」こそが、スコットランド風スケールの最大の特徴なのです。

ポイント① とにかく「B」を「Bb」にすべし

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いつものかえるの歌にピアノ伴奏をつけるとこのような響きになります。

こちらはメジャースケールの基本的なコード進行ですね。
ここで使用されている「G」のコードには「B」の音が含まれています。

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これを「Bb」のコードに置き換えてみましょう。

独特な異国情緒感のある響きになりましたね。
スケールでも「Bb」、コードも「Bb」を使用することでよりスコットランド風音楽を表現することが可能になります。
そのため徹底して「B」を「Bb」にするよう心がけましょう。

ポイント② 付点のリズムを積極的に使う

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スコットランド風音楽の特徴として、スコッチ・スナップという特徴的なリズムが挙げられます。
これはスコットランドの踊りに由来するもので、旋律にこのリズムを上手く取り込むことでより特徴的な楽曲にすることができます。

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ではこれらの内容を踏まえ、スコットランド風にアレンジしたかえるの歌を聴いてみましょう。

今回もかえるの歌の新しい一面が見えたのではないかと思います。

「バグパイプ」について

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バグパイプは画像のように、複数の菅が付いている独特な楽器です。
ドローンと呼ばれる低音とメロディを同時に演奏でき、袋の部分の空気圧を調整することで半永久的に音を鳴らし続けることも可能です。
そのためバグパイプの音源を使用する際は低音とメロディを同時に鳴らし、息継ぎにとらわれない息の長いフレーズを意識して制作すると良いでしょう。



いかがでしたか?
特徴的な音使い・リズム・楽器を取り入れることでより地域性を表現した楽曲を制作することが出来るようになります。

次回は「北アメリカ 〜アメリカ・メキシコ〜」風の楽曲を作るためのスケールを解説していきます。




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講師:たくみん
XFLAG SOUND CREATOR

たくみん

profile:1981年 札幌生まれ。
教育大学音楽科に入学し、卓越した音楽理論の知識を身につける。
卒業後、ゲームサウンドクリエイターとして、100本以上のゲームを担当した。
制作したBGMは1000曲を数え、幅広いジャンルへ対応する確かな実力を持つ。

得意な楽器はピアノ・三味線・ベース。
XFLAGのゲームサウンドチームを牽引している。

<主な担当作品>
ファイトリーグ(iOS/Android)
イベントにおけるサウンド 他