第4回目 中央・西アジア 〜エジプト〜 古今東西スケール解説

Author: sleepfreaks

HAYASAKA_vol.4

こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「たくみん」です。
当カテゴリーでは「古今東西 スケール解説」というテーマに沿って、様々な音楽を表現するためのスケールを解説していきます。

今回は「中央・西アジア 〜エジプト〜」をテーマに取り上げています。

当コンテンツで学べる項目
  • エジプト風のスケール・ハーモニーを理解する
  • 「エジプト」をイメージした楽器を知る

           

古今東西スケール解説④ 2つの♭でエジプト風になる・・?!
動画解説

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  1. 1第1回 スケールとは
  2. 2第2回 日本・琉球
  3. 3第3回 東アジア 〜中国〜
  4. 4第4回 中央・西アジア 〜エジプト〜
  5. 5第5回 北ヨーロッパ 〜スコットランド・アイルランド〜
  6. 6第6回 北アメリカ 〜アメリカ・メキシコ〜
  7. 7第7回 西ヨーロッパ 〜スペイン〜
  8. 8第8回 東南アジア 〜インドネシア〜

エジプト風なスケールについて

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まずはエジプト風スケールを聴いてみましょう。

これだけでもかなりエキゾチックな雰囲気が伝わってきますね。
エジプト風スケールの場合は2番目の「Db」、6番目の「Ab」が大きな特徴です。

これにより前の音との間隔が狭く、次の音への間隔が広くなるため独特な隔たりを持ったメロディーラインを作ることができます。

ポイント① 「Db」と「Ab」を使う

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この特徴的な2つの音を使わなかった場合、このような響きになります。

どこかで聴いたことがありますね。
そう、これは第2回で紹介した琉球風のスケールと同じになります。

エジプト風の雰囲気を出す際はしっかりと「Db」「Ab」を使いましょう。

ポイント② 装飾音でうねりを出す

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「蛇使いの笛」を意識して装飾音を入れてみました。

かなりアラビアンな響きになりましたね!
これによりメロディーに独特なうねりを出すことが出来ます。

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毎回恒例のカエルのうたで聴いてみましょう。

これまでとはまた違う一面が見えたかと思います。

「エジプト風」に適した楽器

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エジプト風に適した楽器としては、「バンスリ」「シタール」「サントゥール」「タブラー」などが挙げられます。
これらの楽器を使って「かえるのうた」をアレンジしてみました。

エジプトの乾燥した気候を表現するため、カラッとした音色を選ぶといいでしょう。


いかがでしたか?
特徴的な音を効果的に使うことで、よりエキゾチックなメロディーを作ることが出来ます。

次回は「北ヨーロッパ 〜スコットランド・アイルランド〜」風の楽曲を作るためのスケールを解説していきます。

講師:たくみん
XFLAG SOUND CREATOR

たくみん

profile:1981年 札幌生まれ。
教育大学音楽科に入学し、卓越した音楽理論の知識を身につける。
卒業後、ゲームサウンドクリエイターとして、100本以上のゲームを担当した。
制作したBGMは1000曲を数え、幅広いジャンルへ対応する確かな実力を持つ。

得意な楽器はピアノ・三味線・ベース。
XFLAGのゲームサウンドチームを牽引している。

<主な担当作品>
ファイトリーグ(iOS/Android)
イベントにおけるサウンド 他