第3回目 東アジア〜中国〜 古今東西スケール解説

Author: sleepfreaks

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こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「たくみん」です。
当カテゴリーでは「古今東西 スケール解説」というテーマに沿って、様々な音楽を表現するためのスケールを解説していきます。

今回は「東アジア〜中国〜」をテーマに取り上げています。

当コンテンツで学べる項目
  • 中国風のスケール・ハーモニーを理解する
  • 「中国」をイメージした楽器を知る

           

古今東西スケール解説③ 中国風は◯◯風と同じ?! 動画解説

動画関連資料のダウンロードはコチラから。

  1. 1第1回 スケールとは
  2. 2第2回 日本・琉球
  3. 3第3回 東アジア 〜中国〜
  4. 4第4回 中央・西アジア 〜エジプト〜
  5. 5第5回 北ヨーロッパ 〜スコットランド・アイルランド〜
  6. 6第6回 北アメリカ 〜アメリカ・メキシコ〜
  7. 7第7回 西ヨーロッパ 〜スペイン〜
  8. 8第8回 東南アジア 〜インドネシア〜

中国風なスケールについて

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まずは中国風スケールを聴いてみましょう。

中国風スケールは和風スケールと同じく四七抜きスケールを使用します。
(Cメジャーキーの場合は「F」と「B」の音を使わない音階です。)

つまりスケールだけでは和風と中国風の差別化ができないということになります。

ポイント① メロディーの四度下でハモらせる

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先ほどのメロディーに、完全四度でハモらせてみるとこういった響きになります。

かなり中国風に聴こえてきたかと思います。
しかし少し気になる箇所がありましたので、見ていきましょう。

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3番目の「E」とその四度下「B」のハモり部分に違和感があります。
ここで次のポイントです。

ポイント② ハモりも四七抜きで作る

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先ほど違和感を感じた原因は、本来スケールから外れてしまう「B」の音が鳴ってしまっているからです。
スケールをコピペする場合はハモり部分に気をつけましょう。
先ほどの「B」の部分を「C」に変えてみました。

いかがでしょうか?
しっかりと「中国風」を感じられたのではないかと思います。

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恒例のカエルのうたで聴いてみましょう。
スケールに基づいたハモりを加えることで、更に中国風になるのがお分かりいただけると思います。

「中国風」に適した楽器

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中国風に適した楽器としては、「二胡(にこ)」「木琴」「琵琶」「銅鑼(どら)」などが挙げられます。
これらの楽器を使って「かえるのうた」をアレンジしてみました。

こういった民族楽器は、最近はDAWソフトに付属していたり、安価で手に入る音源もありますのでぜひチェックしてみていただければと思います。


いかがでしたか?
四七抜きスケールと四度ハーモニー、そして中国風の楽器を使用することでより”らしさ”を出すことができます。

次回は中央・西アジア(エジプト)風の楽曲を作るためのスケールを解説していきます!

講師:たくみん
XFLAG SOUND CREATOR

たくみん

profile:1981年 札幌生まれ。
教育大学音楽科に入学し、卓越した音楽理論の知識を身につける。
卒業後、ゲームサウンドクリエイターとして、100本以上のゲームを担当した。
制作したBGMは1000曲を数え、幅広いジャンルへ対応する確かな実力を持つ。

得意な楽器はピアノ・三味線・ベース。
XFLAGのゲームサウンドチームを牽引している。

<主な担当作品>
ファイトリーグ(iOS/Android)
イベントにおけるサウンド 他