第2回目 日本・琉球 古今東西スケール解説
こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「たくみん」です。
当カテゴリーでは「古今東西 スケール解説」というテーマに沿って、様々な音楽を表現するためのスケールを解説していきます。
今回は「日本・琉球」をテーマに取り上げています。
当コンテンツで学べる項目
- 日本・琉球風のスケールを理解する
- 「和」をイメージした楽器を知る
第2回目 日本・琉球スケールとは? 動画解説
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- 1第1回 スケールとは
- 2第2回 日本・琉球
- 3第3回 東アジア 〜中国〜
- 4第4回 中央・西アジア 〜エジプト〜
- 5第5回 北ヨーロッパ 〜スコットランド・アイルランド〜
- 6第6回 北アメリカ 〜アメリカ・メキシコ〜
- 7第7回 西ヨーロッパ 〜スペイン〜
- 8第8回 東南アジア 〜インドネシア〜
和風なスケールについて
和風スケールは四番目と七番目の音を抜いたスケールです。
Cメジャーキーの場合は「F」と「B」の音を使わない音階です。
これは四七抜きスケールと呼ばれます。
「かえるのうた」で確認してみましょう。
通常だとこういった音階です。
次に四七抜きスケールの「かえるのうた」を聴いてみましょう。
青丸で囲った部分を意識しながら聴いてみてください。
琉球風なスケールについて
琉球風のスケールは二番目と六番目の音を抜いたスケールです。
Cメジャーキーの場合は「D」と「A」の音を使わないということになります。
こちらは二六抜きスケールと呼ばれます。
こちらもカエルのうたで聴いてみましょう。
青丸で囲った部分を意識しながら聴いてみてください。
「和風」「琉球風」に適した楽器
和風、琉球風に適した楽器としては、「尺八」「琴」「和太鼓」「三味線」などが挙げられます。
「和」と聞いてイメージしやすい楽器を使い、スケールに沿った演奏をすることでより「らしさ」を出すことができます。
ぜひ使いこなしていただければと思います。
次回は東アジア(中国)風の楽曲を作るためのスケールを解説していきます!
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講師:たくみん XFLAG SOUND CREATOR
profile:1981年 札幌生まれ。
教育大学音楽科に入学し、卓越した音楽理論の知識を身につける。
卒業後、ゲームサウンドクリエイターとして、100本以上のゲームを担当した。
制作したBGMは1000曲を数え、幅広いジャンルへ対応する確かな実力を持つ。
得意な楽器はピアノ・三味線・ベース。
XFLAGのゲームサウンドチームを牽引している。
<主な担当作品>
ファイトリーグ(iOS/Android)
イベントにおけるサウンド 他