第8回目 特論 : 和声 オーケストレーションについて

Author: sleepfreaks

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こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「ジギルさん」です。
当カテゴリーではオーケストレーションについてというテーマに沿ってオーケストラの基本的な知識、弦・金管・木管に打楽器や編入楽器といった内容をお届けしていきます。

最終回となる今回は番外編として和声について解説していきます。
音楽制作を行う上で、和声はとても重要な項目です。現在までの解説と和声を紐付けて確認していきましょう。

当コンテンツで学べる項目
  • 和声についての基本知識
  • コードボイシングの構成テクニック

           

オーケストレーションの技術⑧ 特論/和声について

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  1. 1第1回 序章 : 基礎知識
  2. 2第2回 弦楽器
  3. 3第3回 金管楽器
  4. 4第4回 木管楽器
  5. 5第5回 打楽器
  6. 6第6回 編入楽器
  7. 7第7回 総論
  8. 8第8回 特論 : 和声

和声とは?

まず今回のテーマとなる和声について確認しておきましょう。

音楽に携わる皆様でしたら、ご自身の説明方法があるかと思います。
私が考える和声を一言で伝えると「オーケストラにおけるコードが美しく繋がる縦と横のつながり」です。

縦と横の関係性

縦の連なり

縦は「ドミソ」のような音の積み重ねを指します。
この音の積み重ねは、各楽器の組み合わせを意味します。

楽器の組み合わせは以前の解説で行なっていますので、是非ご視聴ください。

横の連なり

縦で積み重ねた音から、次の和音に繋がる連なりを指します。

音の連なりテクニック

上記、和音の繋がりにはテクニックがあります。
1つずつ確認していきましょう。

前の音から離れ過ぎない

コードのボイシングを組む際にはそれぞれの音が次のコードの音程に近く、自然に繋がるように意識するということです。

それぞれの音が近い音程に向かうことを意識する

これにより楽曲の流れに美しい繋がりが与えられます。

共通ノート

コード間で共通ノートがある場合は、このように音を留めるように配置すると、さらに美しい繋がり(響き)ができます。

塊で動かさない

塊で動かさない

構成音の上下を組み替え、塊で跳躍することを避けることで、美しい響きを得ることができます。

同一方向に上がり下がりし続けない

全ての音が同一方向で上がり続けたり、下がり続けたりしないように気をつけることがポイントです。

同一方向に上がり下がりし続けない2

この点に注意して、修正したものはこのような形です。

ベースとメロディが出会いと別れを繰り返すこと

ベースとメロディが出会いと別れを繰り返すこと

最低音(ベース)と最高音(メロディ)が互いに離れたり、近寄ったりすることで美しい繋がりを作ることができます。
これにより不用意な音域の上下を防ぐことができるという点もポイントです。

  • 良くない例
  • 良い例

全8回でお届けしてきました当解説はいかがでしたでしょうか?
オーケストラの魅力が伝わり、皆様のこれからの音楽制作にお役立ていただければ幸いに思います。

またどこかでお会いしましょう!
ありがとうございました。




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講師:ジギルさん
XFLAG SOUND CREATOR

profile : 京都生まれ モンスターストライクを中心にゲームやPV等の作曲、効果音制作を担当。
個人ではYouTubeやニコニコ動画等で音楽活動を行っており、これまでの累計再生数は約1000万回を数える。
研究熱心で、サウンドのみならず動画編集も自ら行うスキルを習得している。

<主な担当作品>
モンスターストライク 効果音(iOS/Android)・キャラクターPVサウンドデザイン
ファイトリーグ BGM・効果音(iOS/Android)