第6回目 編入楽器 オーケストレーションについて

Author: sleepfreaks

こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「ジギルさん」です。
当カテゴリーではオーケストレーションについてというテーマに沿ってオーケストラの基本的な知識、弦・金管・木管に打楽器や編入楽器といった内容をお届けしていきます。

今回はオーケストラの編入楽器ついて解説していきます。

当コンテンツで学べる項目
  • 編入楽器の概要を理解する
  • 編入楽器の使用例を把握する

           

オーケストレーションの技術⑥ 編入楽器編 動画解説

動画関連資料のダウンロードはコチラから。

  1. 1第1回 序章 : 基礎知識
  2. 2第2回 弦楽器
  3. 3第3回 金管楽器
  4. 4第4回 木管楽器
  5. 5第5回 打楽器
  6. 6第6回 編入楽器
  7. 7第7回 総論
  8. 8第8回 特論 : 和声

編入楽器を取り入れたオーケストラサウンド

まずは編入楽器について把握しておきましょう。

編入楽器

これら楽器のように常にオーケストラのメンバーとして参加はしないが、楽曲によって加わる楽器を指します。
この編入楽器には明確な線引きがありませんので、細かく気にしていただかなくても大丈夫です。

今回の題材もアルマゲドン紹介MVを使用していきます。

楽曲

この楽曲の中で実際に取り入れた3つの編入楽器を解説いたします。

1 ピアノ

PIANO

88鍵のグランドピアノが一般的です。
メロディの補強を行いつつ、バッキング時に横の流れが美しくなるフレーズを意識しました。

  • サウンドが濁らないようにサスティーンペダルのタイミングに気を使う

というのがポイントです。

2 ハープ

ハープ

ハープに備わっているペダルを足で操作し、音階をコントロールするペダル式ハープが使用されます。
フレーズの締めや楽曲の盛り上がりに合わせて、上昇系のグリッサンドを多用するようにしています。

  • 無理のないペダル運びを意識することで、リアルなサウンドを作成できます
  • 他パートの駆け上がりに合わせて、上昇系グリッサンドを行うと効果的です

iOSからリリースされている「Handy Harp」という有料アプリが非常にオススメです!

Handy Harp

URL : https://www.procyon-studio.co.jp/handyharp/
 

3 クワイヤ(合唱)

クワイヤ合唱

オーケストラでは「混声4部合唱」がよく用いられます。
重ねすぎてサウンドが濁らないように最大でも4声部までに留めることを意識しています。

ソプラノ/アルト/テノール/バスが基本ですが、楽曲に合わせて自由な発想で組み合わせてください。

  • パート毎の音域は把握しておく

ということがポイントになります。


本日はここまでとなります。

「どのような楽曲に仕上げたいか?」ということを意識し、ご自身の感性を大切に編入楽器を取り入れてみてください。

  • オーケストラ + ロックバンド
  • オーケストラ + 民族楽器
  • オーケストラ + シンセサイザー

など。自由な発想で楽しみながらというのも大切なポイントです。

次回の動画はオーケストラの「総論」に入っていきます。
お楽しみに!!




DTM解説情報をつぶやくTwitterのフォローもお願いいたします。




講師:ジギルさん
XFLAG SOUND CREATOR

profile : 京都生まれ モンスターストライクを中心にゲームやPV等の作曲、効果音制作を担当。
個人ではYouTubeやニコニコ動画等で音楽活動を行っており、これまでの累計再生数は約1000万回を数える。
研究熱心で、サウンドのみならず動画編入も自ら行うスキルを習得している。

<主な担当作品>
モンスターストライク 効果音(iOS/Android)・キャラクターPVサウンドデザイン
ファイトリーグ BGM・効果音(iOS/Android)