第4回目 木管楽器の基礎知識と奏法・使い方 オーケストレーションについて

Author: sleepfreaks

HASHIMOTO_vol.4

こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「ジギルさん」です。
当カテゴリーではオーケストレーションについてというテーマに沿ってオーケストラの基本的な知識、弦・金管・木管に打楽器や編入楽器といった内容をお届けしていきます。

今回は木管楽器の基礎知識と奏法・使い方についてご説明していきたいと思います。

当コンテンツで学べる項目
  • 木管楽器の種類・奏法・重ね方について学ぶ

           

オーケストレーションの技術④ 木管楽器編 動画解説

動画関連資料のダウンロードはコチラから。

  1. 1第1回 序章 : 基礎知識
  2. 2第2回 弦楽器
  3. 3第3回 金管楽器
  4. 4第4回 木管楽器
  5. 5第5回 打楽器
  6. 6第6回 総論
  7. 7第7回 特論 : 和声

木管楽器を使った楽曲制作

zigiru_04_01

今回も、アルマゲドン紹介MVに使用されている楽曲を題材に進めていきます。
木管パートはこちらになります。

意識するポイント

木管楽器-音域でのポイント

木管は楽器によって「良い響き」「良くない響き」があります。
各楽器の最良音域を意識しながら制作しましょう。

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他の楽器群と比べ、音の積み上げ方によって聴こえ方が大きく変わってくるのも特徴です。
その中でも特に覚えて置くべき積み上げ手法を3つご紹介いたします。

堆積法

オーケストラアレンジ-堆積法

音域順に上から並べていくことで、良くも悪くもですが1つ1つの楽器音が目立つようになります。

交叉法

オーケストラアレンジ-交叉法

楽器を挟み込むように重ねることで楽器同士が馴染みやすくなり、ハーモニーを作る場合に効果的です。

重複法

オーケストラアレンジ-重複法

特定のラインを2つ以上の楽器でなぞる手法です。
ハーモニーの変化による音の動きが、そのままオブリガードになるようなラインに用いると効果的です。

木管楽器を効果的に聴かせる使い方

木管楽器-組み合わせのポイント

各楽器の音色に特徴があるので、組み合わせにより豊かなバリエーションで表現することができます。
またハモる場合は3度6度が効果的です。

run-駆け上がり-駆け下がり

駆け上がり・駆け下がりを意味する奏法を「run」と言います。
スタッカートを使ってアクセントをつけたり、ユニゾンでラインを強調するのが効果的です。

trill-奏法のポイント

ピロピロと音を交互に鳴らす奏法を「trill」と言います。
フルートとピッコロの組み合わせが鉄板です。

シーケンス的な動きのポイント

伴奏で繰り返される軽やかなシーケンス的フレーズはオーケストラを際立たせます。

今回はここまで。
第5回目では「打楽器」について説明していきます。

講師:ジギルさん
XFLAG SOUND CREATOR

profile : 京都生まれ モンスターストライクを中心にゲームやPV等の作曲、効果音制作を担当。
個人ではYouTubeやニコニコ動画等で音楽活動を行っており、これまでの累計再生数は約1000万回を数える。
研究熱心で、サウンドのみならず動画編集も自ら行うスキルを習得している。

<主な担当作品>
モンスターストライク 効果音(iOS/Android)・キャラクターPVサウンドデザイン
ファイトリーグ BGM・効果音(iOS/Android)