第6回目 シンセサイザーを使った効果音作り MA講座 〜LFOの活用方法〜
こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「けんちゃろん」です。
当カテゴリーでは「MA講座 〜効果的な音付けについて〜」というテーマに沿って、動画に対しての効果音の付け方・作成を全8回に渡ってお届けしていきます。
今回はシンセサイザーを使用し、LFOを上手く活用しながら効果音を作っていくテクニックを解説していきます。
当コンテンツで学べる項目
- シンセサイザー搭載機能を活用した効果音作り
- 迫力を出すためのテクニック
第6回 シンセサイザーを使った効果音作り MA講座 〜LFOの活用方法〜 動画解説
- 1第1回 MAとは?SEについて
- 2第2回 SEのつくりかた ストライク編
- 3第3回 SEのつくりかた ストライク編
- 4第4回 SEのつくりかた 神威編
- 5第5回 SEのつくりかた 神威編
- 6第6回 SEのつくりかた 神威編
- 7第7回 SEのつくりかた ガブリエル編
- 8第8回 SEのつくりかた ガブリエル編 その2
シンセサイザーを使った効果音制作
座禅のシーンで使用されている、炎が燃えている効果音はOmnisphere2の「Burning Piano SFX Fire 4」というプリセットを使用しました。
刀の斬撃シーンについて
続いて刀の斬撃シーンの効果音を作っていきましょう。
第3回あたりでも使用した「RETROLOGUE 2」を使用していきます。
ノイズにローパスフィルターとレゾナンスを少し効かせた状態で、フィルターのディストーションを合わせて歪ませていきます。
マトリックス機能を活用する
今回はここからマトリックスという機能を使っていきます。
これは選択されたものに対し、指定したパラメータでモジュレーションをかける機能となっています。
これを使用し、出力レベルに対してLFOでモジュレーションをかけていきます。
LFOをランダム波形に設定すると、こういったバチバチとした音を表現することができます。
効果音に迫力を加える
ここでは迫力が足りないと感じたので、前回制作したノイズの効果音を追加しました。
動画の仕事をする際は、迫力など不足分を補える効果音をライブラリに溜めておくと良いでしょう。
キャラクターが疾走するシーンでも、ノイズを組み合わせながら迫力を加えていきます。
制作した音を全て合わせて聴いてみましょう。
いかがでしょうか?
かなり迫力のある効果音に仕上がったかと思います。
音量やエフェクトなどを使った微調整も忘れずに行うことが大切です。
作ったものに満足せず、最後までしっかりとクオリティーアップに取り組んでいきましょう!
今回の講義はここまでとなります。
次回からはガブリエルというキャラクターのシーンを題材に、天使の羽のイメージを再現していきます。
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講師:けんちゃろん XFLAG SOUND CREATOR
profile : 1969年 東京生まれ
専門学校卒業後、ゲームサウンドクリエイターとしてアーケイドゲームを中心に有名タイトルを多数手掛ける。
趣味はカメラで休日は飼っている犬猫達と戯れる。
社内スタジオにおける収録オペレータも務め、多数の声優収録の経験を持つ。
<主な担当作品>
モンスターストライク 効果音(iOS/Android)
ファイトリーグ BGM・効果音(iOS/Android)
キャラクター紹介動画 他