第5回目 身近なものを使った効果音作り② MA講座 〜エフェクトの適用〜
こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「けんちゃろん」です。
当カテゴリーでは「MA講座 〜効果的な音付けについて〜」というテーマに沿って、動画に対しての効果音の付け方・作成を全8回に渡ってお届けしていきます。
今回は身近なものを使った効果音作りにエフェクトを加え、リアルで迫力のあるサウンドに仕上げていくテクニックを解説していきます。
当コンテンツで学べる項目
- 歪みエフェクトによるサウンドの強化
- サウンドのピッチ/パンの調整
第5回目 効果音作り② MA講座 〜エフェクトの適用〜 動画解説
- 1第1回 MAとは?SEについて
- 2第2回 SEのつくりかた ストライク編
- 3第3回 SEのつくりかた ストライク編
- 4第4回 SEのつくりかた 神威編
- 5第5回 SEのつくりかた 神威編
- 6第6回 SEのつくりかた 神威編
- 7第7回 SEのつくりかた ガブリエル編
- 8第8回 SEのつくりかた ガブリエル編 その2
歪みエフェクトを適用してサウンドを強化する
録音したサウンドに対してエフェクトを適用していくことで、より迫力のあるサウンドに仕上げることができます。
数あるエフェクトの中でも注目していくのが「歪み系エフェクト」です。
ここではNative Instruments社よりリリースされている「Guitar Rig」を適用していきます。
名前の通り、ギターアンプを通したようなサウンドを得ることができるエフェクトですが、今回ご紹介するようにギター以外のサウンドにも積極的に活用することができます。
Guitar Rigの解説動画
サウンドに歪みを与えることで、ピークが抑えられ、より迫力のあるサウンドに仕上げることができます。
ピッチを調整してイメージに合わせる
サウンドへキャラクターを与える重要な要素として「ピッチ」が挙げらます。
イメージに合うように各サウンドのピッチを積極的に変更してみましょう。
より映像に合ったサウンドメイキングを行うことができるはずです。
パン(定位)を調整してサウンドに臨場感を出す
サウンドに動きを与えるという考えも非常に大切です。
このようにDAWソフトでサウンドのパンへ動きを与えることで、コンテンツの世界観へ視聴者を引き込むことができます。
プロジェクト内でパンを動かすにはオートメーション機能を使用します。
DAW別オートメーション記録
今回の講義はここまでとなります。
次回はシンセサイザーやサウンドライブラリを使用し、映像へサウンドを割り当てていきます!
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講師:けんちゃろん XFLAG SOUND CREATOR
profile : 1969年 東京生まれ
専門学校卒業後、ゲームサウンドクリエイターとしてアーケイドゲームを中心に有名タイトルを多数手掛ける。
趣味はカメラで休日は飼っている犬猫達と戯れる。
社内スタジオにおける収録オペレータも務め、多数の声優収録の経験を持つ。
<主な担当作品>
モンスターストライク 効果音(iOS/Android)
ファイトリーグ BGM・効果音(iOS/Android)
キャラクター紹介動画 他