第6回目 ベースフレーズのコツやアイディア

Author: sleepfreaks

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こんにちは。XFLAG SOUND CREATORの「高津戸 勇紀」です。
当カテゴリーではバンドサウンドを創るにはというテーマに沿って、『バンドサウンド』を創る上での知識や生楽器の奏法について解説していきます。

第6回目は楽曲のリズム表現・コード感を決定する非常に重要なベースフレーズについて解説していきます。
これといった決まりがないからこそ、様々なアプローチを知って、フレーズの選択肢を広げることが大切です。

当コンテンツで学べる項目
  • ベースフレーズの効果的な作成方法

           

第6回目 ベースフレーズのコツやアイディア 動画解説

  1. 1第1回 Guitar 音作り
  2. 2第2回 Guitar 奏法 その1
  3. 3第3回 Guitar 奏法 その2
  4. 4第4回 Drum 奏法 その1
  5. 5第5回 Drum 奏法 その2
  6. 6第6回 Bass 奏法
  7. 7第7回 総論 : MIXについて

楽曲の間延び感を抑える

同じコードが続く際にスピード感を維持できるフレーズ例となります。
まずは2小節間に渡ってルートを弾いているだけの演奏を確認してみましょう。

楽曲の間延び感を抑える-be

次に間延び感を抑えるために作成したフレーズです。

楽曲の間延び感を抑える

このようにオクターブを上げたり、経過音を追加することで、展開にスピード感が出ていることがお分かりいただけると思います。
とても簡単に雰囲気を演出できますね。

次のコードを呼び込む

次のコード移行をスムーズに行えるようベースフレーズに工夫を施した例となります。
まずはルートを弾きっぱなしにした場合の例です。

次のコードを呼び込む-be-1

次にコードの繋がりを考慮したフレーズ例です。

次のコードを呼び込む-af-1

次のコードルートに向かって、ノートを移動させていきます。
コード進行がスムーズで流れるような印象となっていますね。

ベースのフレーズで頻繁に使用される手法ですので、積極的に楽曲へ取り入れてみてください。

楽曲にメリハリをつけて土台感を作る

上記で同じコードが連続した際のフレーズテクニックをお伝えしました。
しかし、楽曲の中で同じノートをあえて連続させたいという場合もあります。

実際にサンプルを視聴してみましょう。
まずはベースフレーズに動きをつけたパターンです。

土台感を作る-be

次にあえてルートでフレーズを固定したパターンです。

土台を作る-af

最初のフレーズに動きをつけたパターンもありなのですが、

  • 楽曲冒頭のギターリフをしっかりと聴かせるための土台作り
  • 楽曲のキーとなる「Em」を意識を聴いている方に植え付けたい

という理由からベースのフレーズは動かさずに、聴かせた方が効果的という判断としています。
ベースは楽曲に対して非常に影響力が強い楽器ですので、楽曲全体をどのように聴かせたいか?ということを意識してフレーズを作成することも重要となります。


いかがでしたでしょうか?

フレーズに対して、絶対に正解という決まりはありません。
だからこそ、なぜこうしたのか?という理由を持ってフレーズを決めていくことが重要です。
また、最初はこのような手法を全て試して引き出しを増やしておくということも大きな財産となります!

次回はいよいよ最後の動画「バンドサウンドのミキシング」について解説していきます。
お楽しみに!




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講師:高津戸 勇紀
XFLAG SOUND CREATOR

高津戸プロフィール

profile : XFLAGサウンドチームの統括リーダー。
日本工学院八王子専門学校卒業後、ゲームや遊技機のサウンドクリエイターとして、 数年に渡り年間100曲以上のペースで作曲を行う。
CMやイベントのサウンド制作も経験しており、特に動画に対するサウンドデザインを得意としている。
サウンドチームとしての新たなる取り組みを牽引する傍ら、 自らがフロントマンを務めるバンド「BURNER BROTHERS」のギタリストとしても活動している。
<主な担当作品>
ファイトリーグ BGM・効果音(iOS/Android)・PVサウンドデザイン
BURNER BROTHERS JGMFやニコニコ闘会議音楽ステージへの出演 他