IK Multimedia「T-RackS 5」を発表!

IK Multimedia「T-RackS 5」を発表!
2017年10月リリース予定
IK Multimedia社から「T-RackS 4」のリリース後、5年ぶりのメジャー・アップグレードとなる「T-RackS 5」が発表されました。
今回新たに4つのモジュールが加わり、計38種のモジュラー・システムになった他、192kHz、32-bit浮動小数点対応の新エンジンの導入、スタンドアローンではアルバム単位のDDP書き出しに対応など、多くの機能が追加・刷新されています。
T-RackS 5 – Walkthrough
新しい4つのモジュール
T-RackS 5では、新しい4つのモジュールが追加され、合計38種のモジュールが使用可能になりました。
Master Match
リファレンスとなるトラックを3つまで読み込み、解析することで、その周波数バランス、聴感上のラウドネス特性をマスターまたはインサートしたトラックに適用します。
また、適用されたEQカーブは自由にエディットできるため、リファレンス音源の特性を参考にして、最適なマスターを仕上げることもできるようです。
Dyna-Mu
アメリカ製の名機「MANLEY Stereo VARIABLE-MU」をモデルにしたコンプレッサー/リミッター・モジュール。
EQual
10バンドのパラメトリック・イコライザー。高解像度の透明で正確なデジタル処理を基本としながら、Neve、SSL、APIなどアナログEQ名機をモデルにしたフィルター・カーブも呼び出せる「ハイブリッド・モンスター」。
One
EQ、コンプレッサー、アナログ・ハーモニック・エキサイター、ローエンド・エンハンサー、リミッターが一体化され、1画面でマスタリング処理が行える「オール・イン・ワン」モジュール。
アルバム単位のDDP書き出しにも対応
T-RackS 5のスタンドアローン版では、複数の曲を読み込んで、各曲の調整をした後、アルバム曲順に沿って曲間、フェード、トラックID、ISRCコード、CDテキストなどのメタデータを記述して、各曲またはアルバム全体をWAV、AIF、DDPなどのフォーマットで書き出しも可能。
メーターの刷新
ピーク、RMS、ダイナミック・レンジ・メーターに加え、直感的に聴感ボリュームを把握できるVUメーターも用意されています。
また、LUFSラウドネス・メーターも装備されたようです。
スペクトログラム、フェーズ・スコープ、コアレション・メーターなど、問題のある周波数帯域、位相を監視するメーターの他、M/Sメーターもあるので、様々な状況に応じて視覚的に確認することもできそうです。
主な新機能
・ 4つの新しいモジュール: Master Match、Dyna-Mu、EQual、ONE
・ フルスクリーンまで拡大可能な新しいインターフェース
・ 入口から出口まで刷新された高解像度の新しいエンジン
・ ラウドネス、VUなど放送、配信対応のメーターを追加
・ アルバムのマスタリングからDDP書き出しまで対応
T-RackS 5の予約特価
T-RackS 5は、2017年10月に発売予定のようですが、現在、予約特価で購入可能です。
- T-RackS 5(計9モジュール):11,880円(通常価格:18,360円)-「表示は税込」
- T-RackS 5 Deluxe(計22モジュール):24,840円(通常価格:36,720円)-「表示は税込」
- T-RackS 5 Max(計38モジュール):41,040円(通常価格:61,560円)-「表示は税込」
- T-RackS 5 Max Crossgrade(99.99ユーロ以上のIK有償製品をご登録のユーザーが対象):24,840円(通常価格:36,720円)-「表示は税込」
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Ver.5の機能だけを追加したい方はT-RackS 5、予約特価を狙ってモジュールを追加したい方はMax Crossgradeがお薦めです。
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