Vengeance Sound Avengerの使い方 OSCのパラアウト

Author: sleepfreaks

パラアウトを活用してCPU負荷を減らす

Vengeance-Sound

Avengerはサウンドが非常に良いだけにCPUの使用率も高めとなっています。
これを解消する方法としてOSCの「パラアウト」があります。

パラアウトを使用することで、1台のAvengerからOSCごとに異なる出力を指定可能です。
以前にDRUMSのパラアウトを解説したのですが、OSCのバラアウトは少し特殊な方法となります。

実際にOSC1とOSC2を例にパラアウトの設定を解説していきます。

DRUMSの場合は下の部分でMIXER → DRUMSから出力先を選択できましたが、

GENERALで全体を見てみると、OSC 1/2 共に出力先を選択することができません。
現状 OSC 2 の出力はROUTEで「OUT FX1」に流れており、そのFX1の出力から「MASTER FX」→「AMP 1」→「MASTER」に流れるようになっています。

このFXの出力先をAUXに変えてあげることでパラアウトが可能になります。


Ableton Live の場合

Fullscreen-4

Audio TrackのAudio FromをVPS Avengerにして、下の部分をクリックします。

  • AUX 1 = 3/4
  • AUX 2 = 5/6
  • AUX 3 = 7/8
  • AUX 4 = 9/10

というようにアサインされています。

VPS-Avenger_1-VPS-Avenger-1

OSC 2 なので分かりやすくAUX 2にしてLiveを5/6にしましょう。
モニター出来るように「In」にします。

これでパラアウト出来るようになりました。

OSC 1も出力の設定を行ってみましょう。
OSC 2でFX 1を使ってしまっているので、FX 2を作る必要があります。

FX 1 隣の「+」をクリックしてFX 2 を作成します。
ROUTEのOUT FX 1 を左クリックでFX 2 にします。

FX 2 の出力先を「AUX 1」に変更して、Live側のAudio TrackのAudio FromをAvengerに設定します。
その後に下の部分で「3/4」を選択します。Monitorを「In」にして完成です。

しかし、このままだとAvengerが入っているMIDI Trackを演奏すると両サウンドが鳴ってしまいます。
同じフレーズを一緒に鳴らす場合はこのままで良いのですが、OSC 1 と 2 と違う役割にしたい場合は少々工夫が必要です。

それぞれのMIDI Trackがあると便利なため、MIDI Trackを2つ作成します。
「MIDIaligncenter To」 を「VPS Avenger」にします。

続いてAvenger側の設定です。

AvengerはOSCごとにMIDI入力の設定ができないので、ZONEで指定します。

「ZONESタブ」を開き、OSC 1 をC3より上、OSC 2 をB2より下に設定します。
Ableton liveの場合、ZONEが1オクターブずれていましたね。

という事で、OSC 1 で鳴らしたいノートを「C4」より上に移動します。
1オクターブ上げたので、OSC 1 のピッチを1オクターブ下げましょう。

TRANSPOSEで半音単位で調節出来ます。
下の部分で数値の確認ができますので 「-12」にします。

OSC 2 は B2以下、すなわち 「B3以下」ですね。
OSC 2 で鳴らしたいノートはちょうどB3以下なので、このままで良いですね。

Logic Pro の場合

マルチ出力からAvengerを立ち上げ、

出力先を「+」で増やし、「3-4」からAUX1がアサインされています。
MIDI Trackを増やすには、

Logicの上メニューでトラック、
その他から「同じ音源を使った新規トラック」これでMIDIトラックを増やせます。

Cubase の場合

出力を有効をクリックします。

Cubaseは最初からAUX1と表示されているため簡単ですね。
増やしたい出力先にチェックを入れます。

Avengerが入っているトラックを右クリックして、トラックを追加 → MIDIへ進みます。

これでAvengerに接続されたMIDIトラックが出来ます。

いかがでしたでしょうか。
パラアウトは少し面倒なのですが、一度設定を行えば快適に作業することができます。
是非、お試しください。

  1. 1概要とプリセットの読み込み
  2. 2Drumsの音源とシーケンスのエディット
  3. 3OSCコントロール(波形/ボイス/ポルタメント)
  4. 4ウェーブテーブルを使用する
  5. 5LFOを使ってサウンドメイキングを行う
  6. 6アルペジエーターとマクロによるサウンドコントロール
  7. 7各オシレーターのパラアウト