広告

×
目次

コードネームの入力 Sibeliusの使い方

【PR】
Author: sleepfreaks

今回は、コードネームの入力を確認していきます。
Sibeliusはコードネームを入力する方法が複数用意されており、ユーザーのスタイルに合わせて非常に効率的に作業を行うことができます。

コードネームを直接タイプして入力する

スクリーンショット_2017-06-08_23_22_02

楽曲冒頭の小節からコードを入力したいため、1小節目をクリックして選択します。
その後に

  • Mac: Command +「K」
  • Win: Ctrl +「K」

をタイプします。
あるいは、リボン「テキスト」タブ→「コード記号」から「コード記号」を選択します。

スクリーンショット_2017-06-08_23_24_54

拍の上部に、コードネームを入力するカーソルが点滅します。

コードネームの入力

コードネームは、アルファベットで表記します。
パソコンの文字入力モードで「英語」がタイプできる状態を確認しておきましょう。

ここでは「Am」とタイプしました。大文字のタイプには「Shift」キーを併用します。

スクリーンショット_2017-06-08_23_38_14

次のコードネームは、3拍目に「Am/G」とタイプします。
「Spaceキー」をタイプすると、点滅するカーソルが次の音符へ移動します。
ここでは、3回Spaceキーをタイプして3拍目まで移動させます。

スクリーンショット_2017-06-08_23_40_05

「Am」に続いて、「/」をタイプして、さらに大文字の「G」をタイプします。

スクリーンショット_2017-06-08_23_43_07

次のコードネームは、2小節目です。
パソコンのキーボードの「tab(タブ)」キーをタイプすると、次の小節まで、カーソルがジャンプして移動します。

MIDIキーボードを使って入力する

スクリーンショット_2017-06-08_23_57_06

MIDIキーボードでコードネームを入力することもできます。
ここでは「Fmaj7」を入力してみましょう。

MIDIキーボードでFmaj7の構成音である「F、A、C、E」の鍵盤を同時に弾くと
Fmaj7のコードネームが自動で表記されます。

スクリーンショット_2017-06-09_0_03_50

MIDIキーボードで、上記「Am/G」のような分数コードを入力する場合、「G、A、C、E」と転回型の形で鍵盤を演奏します。

コードネームの入力

ちなみに「♯」をタイプで入力するには、「Shift+3」(テンキーでないパソコンのキーボード上部の「3」)「♭」は、アルファベット小文字の「b」をタイプします。

コードネームの表記を変更する

コードネームの表記には、国やジャンル、人によって揺らぎがあります。
ここでは「Fmaj7」を「FM7」と表記を変更してみます。

コードネームの入力

リボン「外観」タブ→「ハウススタイル」から「記譜ルール」をクリックします。

スクリーンショット_2017-06-09_1_00_04

「記譜ルール」のダイアログが開くので、左のリストより「コード記号」を選択します。
「接尾辞の要素」→「メジャー7thコード」のタイプを「CM7(ベースライン)」にチェックを入れて、右下の「OK」をクリックします。

コードネームの入力

このように、該当するコードネームの表記がまとめて変更されました。

コードネームを音符に変更する

ちょっとした便利な機能として、Sibeliusにはコードネームを実際の音符に変換するというプラグインがあります。
ここでは、タイプしたコードネームから、簡易なピアノ伴奏を自動作成してみます。

スクリーンショット_2017-06-09_1_07_04

フレーズを選択した後、リボン「テキスト」タブ→「プラグイン」から「コード記号の音符化」を選択します。

スクリーンショット_2017-06-09_1_10_20

「コード記号の音符化」のダイアログが開きます。
ここでは、新規の楽器として「ピアノ」を選択し「OK」を押します。

コードネームの入力

このように新規で「ピアノ」伴奏のパートが付け加えられました。
小節をまたぐコードなどは、タイの処理などが必要になるので、この点のみ手動で対応します。

コードネームの入力

簡易ですが、コード伴奏の雰囲気が十分につかめますね。
次回、アーティキュレーションなどの記号の付け方を取り上げてみます。



DTM解説情報をつぶやくTwitterのフォローもお願いいたします。