ダイアトニックコードのディグリーネーム置き換え(4和音・メジャー編)/音楽理論講座

Author: sleepfreaks

4和音のディグリーネーム

3和音に引き続き、今回は4和音のダイアトニックコードについて
”ローマ数字(ディグリーネーム)に置き換える”方法を学んでいきます。

4和音も解析する際に頻繁に出てきますので、ぜひマスターしましょう。

21回目の内容がマスターできていると非常に簡単になります。
未読の方はそちらから学んで下さい

Cubase_Co5

File

解説に使用する表は、下記よりダウンロード可能です。
学習にお役立ていただければ幸いです。
http://sleepfreaks-dtm.com/music/Major_Diatonic_Tetrad.zip

※訂正:初回投稿時に表に「A♭」が抜けていたため、追記したものをアップロードしました。(2016/10/28)



ダイアトニックコードの法則性は3和音と同じ

まず、4和音のメジャー・ダイアトニックコードを一覧してみましょう。

major_diatonic_tetrad2

3和音と同様、これらを丸覚えすることは非常に大変です。
しかし、もうお気づきかと思いますが、4和音にも3和音と同様の法則性があります。

  • Key=Cメジャー
  • C_diatonic_tetrad

  • Key = Dメジャー
  • D_Diatonic

このように、いずれも
メジャー・セブンス マイナー・セブンス マイナー・セブンス メジャー・セブンス
ドミナント・セブンス マイナー・セブンス マイナーセブンス・フラットファイブ

の並びになっていることがお分かりいただけると思います。

こちらも、3和音同様DAW上であれば平行移動して簡単に作ることができます。

Modulation_Tetrad

3和音同様、この法則性に注目し、各スケールの度数をローマ数字に置き換えて覚えてしまいましょう。

スケールに沿ってローマ数字を振る

3和音の時と同じ手順で、スケールの始まりの音から順番にローマ数字を振っていきます。

C_scale_score

C_scale_daw

ここからダイアトニックコードを作りましょう。手順は18回目に掲載した通りです。
合わせて、ローマ数字の隣に各コードの性質を付記していきます。

Banners_and_Alerts_と_トランスポート_jpg

出来上がりです。
このローマ数字の箇所に各メジャースケールの音を入れるだけで、
メジャーのダイアトニックコード(4和音)を網羅
できるということになります。

  • ディグリーネームの記述法は、メジャーの横に「△」をつけたり、マイナーは小文字(「ⅲ」等)で示すなど、様々な表記法があります。本講座では上記の記述で統一します。

ディグリーネームの活用

スケールの置き換えを、Key=Aメジャーで試してみましょう。

degree_name_Tetrad

degree_name_Tetrad2

ここまでの学習内容を活かせば、非常に簡単ですね。

ちなみに、それぞれの呼び名は以下の通りです。

  • Imaj7 =ワン・メジャーセブンス
  • IIm7 = トゥー・マイナーセブンス
  • IIIm7 = スリー・マイナーセブンス
  • IVmaj7 = フォー・メジャーセブンス
  • V7 = ファイブ・セブンス(ドミナント・セブンス)
  • VIm7 = シックス・マイナーセブンス
  • VIIm7b5 = セブン・マイナーセブン・フラットファイブス

最後に、ローマ数字ありのメジャーダイアトニックコード(4和音)一覧表を載せておきます。
ぜひ、ご利用ください(リンク先を保存で大きいファイルを取得できます)。

major_diatonic_tetrad
※訂正:初回投稿時に表に「A♭」が抜けていたため、追記したものをアップロードしました。(2016/10/28)

次回は4和音も交え、ディグリーネームを使った簡単な解析や転調、
ノンダイアトニックコードについてなど、実践的内容を扱います。

3和音のみの時よりも更に理解が深まると思いますので、ご期待ください。



記事の担当 伊藤 和馬/ Kazuma Itoh

講師 伊藤
18歳で渡米し、奨学金オーディションに合格後、ボストンのバークリー音楽大学で4年間作曲編曲を学ぶ。 バークリー音楽大学、現代音楽作曲学部、音楽大学課程を修了。
その技術を活かし、POPSから映像音楽まで、幅広い作曲活動を行っている。

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