Soundtoys プレートリバーブ Little Plateの使い方

Author: sleepfreaks

名機「EMT140」をエミュレートした上質なリバーブ

LittlePlate

Soundtoys社よりリリースされている「Little Plate」はリバーブの名機と呼ばれる「EMT140」をエミュレートした製品です。

プレートリバーブは言葉から連想できるように、鉄板の振動を利用して残響を発生させるリバーブ装置で、ナチュラルで煌びやかなサウンドが特徴です。
楽曲のメインとなるボーカルトラックにも頻繁に使用され大活躍するでしょう。

なお、2017年11月22日まで通常価格99ドルのところ、無償配布されています。
詳しくは以下リンクをご参照下さい。それでは解説に入ります。

Soundtoys Little Plateの使い方


シンプルなパラメーターで簡単に最適な響きを作成可能

Little Plateのパラメーターは非常にシンプルです。

LittlePlate-1

  • 1_DECAY
    リバーブ残響の長さを指定します。
    表示されている数字は「秒」となっており値を「∞」に設定すると残響が永久に続く特殊効果を得ることができます。
  • 2_MIX
    原音とリバーブ成分のバランスを調整してリバーブ量を調整します。
    DRYに振り切ると原音のみでリバーブの効果はなくなり、WETに振り切るとリバーブ成分のみとなります。
  • 3_LOW CUT
    リバーブ成分の低域をカットすることで、残響をクリアに聴かせることができます。
    右に回すほどカット量が強くなり、最大で1kHzまでカットすることが可能です。
  • 4_MOD
    リバーブ成分のピッチ感を変更して、リバーブ成分へバリエーションを与えることができます。

これらを使用して好みのリバーブ感を作成していきます。
また製品には即戦力となるプリセットも用意されています。

Preset

プリセットウィンドウをクリックすることで

Preset-1

カテゴリー別でプリセットを選択することができます。
これらの設定も確認しながら好みの値を探してみてください。

センドリタ−ンを使用してLittle Plateを適用する

トラックとリバーブ成分を切り離して残響をコントロールする王道設定「センドリターン」も確認しておきましょう。
リバーブ専門のトラックを用意して、複数のトラックでリバーブを共有する手法です。

WET

センドリターンを使用する場合は必ずMIXノブを「WET」側へ振り切ってください。
リバーブの残響のみを担当させるためです。

センドリターンには次のようなメリットがあります。

  • 1つのリバーブを複数のトラックで使用するためCPUの節約に繫がる
  • 同じリバーブを複数のトラックで共有することで、同じ空間で演奏されているような一体感が出る
  • 元トラックのサウンドに影響を与えず、リバーブ成分のみにエフェクトを適用できる

適用方法はDAWごとに異なります。
下記リンクよりDAW別の解説を用意しています。

リバーブ成分の広がり方にも注目する

ボーカルなどのモノラルトラックに直接Little Plateを適用する場合と、ステレオトラックのLittle Plateへモノラルトラックをセンドする場合では、リバーブの広がり方に違いが出る点も抑えておいてください。

PAZ- Analyzer Stereo

直接インサートした場合、リバーブ成分もモノラルとなり、奥行きがつく形となります。

PAZ- Analyzer Stereo-1

センドリターン(ステレオトラック)を使用すると左右に広がりが出ます。
特に決まりはありませんので、楽曲に合わせて最適な形を探してみてください。